みなさんこんにちは。Gym leadの武内先生です。
現在、ステップアップテストのノートを返却してお子さんの成長をお伝えしている時期です。また、競技クラスでは今年の大会が一段落したタイミングでもあります。
そんな中、保護者の方からこうしたご相談をいただくことが増えてきました。
- 「最近、子どものモチベーションが落ちていて……」
- 「始めた頃はノリノリだったのに、急に『行きたくない』と言い出してしまって困っています」
最初はあんなに楽しそうだったのに、なぜ足が止まってしまうのか。
結論から言うと、習い事が続くか辞めてしまうかを分けるのは、運動神経や才能、上手い下手ではありません。
「その子の中に、通い続ける理由があるかどうか」です。
今回は、子どもが辞めたくなる心理と続く子の共通点、そしてご家庭でできるサポートについてお話しします。
1. 子どもが「辞めたい」と感じる3つの瞬間
多くの場合、子どもが「辞めたい」と言い出す背景には明確なきっかけがあります。指導の現場を見ていて感じるのは、主に次の3点です。
- 上達が止まった(停滞期に入った)とき
どんな習い事でも、ぐんぐん伸びる時期と、伸び悩む時期が交互に訪れます。基礎練習などの「量をこなす期間」は成果が目に見えにくいため、「自分には向いていないのかも」と不安になってしまいます。 - 周りと比べて自信をなくしたとき
同じ時期に入会した友達が先に技を習得したり、年下の子に追い抜かれたりした瞬間です。「自分はできない」と劣等感を抱いてしまうのは、大人でも辛いものです。 - 教室に「自分の居場所」がないと感じたとき
注意されてばかりいる、先生と目が合わない、仲の良い友達がいないなど、「そこにいて心地いいか」という安心感が揺らいだときです。
子どもが辞めたくなる本質的な原因は「下手だから」ではなく、「楽しくない」「ここにいてもいいと思えない」という感情にあります。
2. 楽しく続く子に共通する「3つの条件」
逆に、壁にぶつかっても長く楽しんで続けられる子には、共通する環境と習慣があります。
① 小さな「できた!」が定期的にある
最初から「逆上がりを完成させる」という大きな目標だけを見ていると、達成までの道のりが長すぎて心が折れてしまいます。
Gym leadでは目標を細かく分解し、
- 鉄棒にしっかりぶら下がる
- 足を地面から浮かせる
- お腹を引きつける
といったスモールステップを設けています。「70点でいいから、まずやってみる」。この小さな成功体験の積み重ねが、前進するエネルギーになります。
② 先生や仲間の間に「居場所」がある
技の成功・失敗だけで子どもを評価することはありません。
「今日も一番に並べたね」「お友達の応援をしてくれてありがとう」など、本人の行動や存在そのものを認める(承認する)声かけを徹底しています。「ここにいていいんだ」という安心感こそが、挑戦への土台になります。
③「自分で選んでいる」という納得感がある
やらされている感覚の習い事は長続きしません。
「今日は何を頑張ってみたい?」と問いかけ、ほんの小さなことでも自分で決めて取り組む習慣をつくることで、苦しい場面でも踏ん張る力が育ちます。
3. ご家庭でできる3つのサポート
お子さんが前向きにレッスンへ向かえるよう、保護者の皆様にぜひ意識していただきたい関わり方があります。
- 帰りの車内では「結果」ではなく「過程」を聞く
「今日、うまくできた?」と聞くと、子どもは結果をジャッジされたように感じてしまいます。「今日、何が一番楽しかった?」「どんなことに挑戦したの?」とプロセスに焦点を当ててあげると、子どもは嬉しそうに話してくれます。 - 比べる対象は「お友達」ではなく「先月のその子」
「〇〇ちゃんはもうできているのに」という言葉は、子どもの自信を削ってしまいます。「先月より足が高く上がるようになったね」と、過去の本人と比べた成長を伝えてあげてください。 - 「辞めたい」と言われたら、まずは否定も肯定もせず聴く
「せっかく始めたんだから続けなさい」と否定したり、焦ってすぐに辞めさせたりせず、まずは「どうしてそう思ったの?」と理由を聴いてみてください。技術の停滞期なのか、人間関係なのか、ただ疲れているだけなのかによって、サポートの仕方は変わります。
最後に
習い事は、何が何でも続けることだけが正解とは限りません。
しかし、壁を乗り越えて「続けてみたからこそ見える景色」があるのも確かです。
もしお子さんのモチベーションや通い方について気になることがあれば、いつでも遠慮なくご相談ください。私たち指導者も一緒にお子さんの気持ちに寄り添い、サポートいたします。
子どもたちが毎週「またGym leadに行きたい!」と笑顔で通える場所を、これからも作ってまいります。

